【 MARBLE 田舎から都会へ 】
おはようございます。只今午前8時。
わたくし、、本日から氷帝学園中等部に通う事になりました。
ちなみに以前は、ド田舎(話すと批判買うから話さないねッ!/ぇ)に住んでいました。
中学入るまでセミやら蝶やらを追いかけて遊んでいたよ悪いかよ!!(キレ
・・・・・・・・ッコホン。紹介を続けます。
父親はつい先日に人並み以上の収入をもらえる事になった一般サラリーマン。
そんな父親のおかげで、言い方は悪いけれど、
貧乏でもなければそれなりに趣味に時間とお金を費やせるくらいの裕福っぽい家庭。
そして、母親はまるで少女のような人。
いっつもいっつもいっつも!娘の私に無茶をけしかける人です。
将来の為よ!と言いながら、5歳の私に米とぎを教えるし。
そしてそれをよい事に自分の代わりにさせちゃうし。
その上、7歳で包丁を持たせるし。
おかげで9歳の時には大根の桂剥きをある程度出来るようになりました。
そんな母親とのアホ会話回想すたぁーとです。
「、突然だけど引っ越す事になったわ。」
「は?」
紅茶のいい香の中で母親にそんな事を言われた。
クッキーに手を伸ばしたまま母親を見る。
この人は今、引越し、と言いやがりましたか。
「何ソレ!聞いてないよ私。」
「今言ったんだもの。聞いてたら怖いわ。」
サラリと言う母親。
また始まったのか・・・とは脱力する。
「・・・・・・で、いつから決まってたの?」
「えーっと、1ヶ月前かしら。」
「・・・・・・。何でまた引越しなんて・・・。」
ツッコミを入れるのを諦め、母親に尋ねる。
「それが、お父さんがなんと昇進しちゃってー!」
「・・・・へぇ。」
「んで、本社に移動する事になったの。」
「そりゃあよかったね。」
「場所は東京よ。コンクリートジャングルよ!
大丈夫、ジャングルなんだからココとあまり変わらないわよ。」
いやいやいやいやいや。変わるよ。自然と人工だよ?コンクリートと木々だよ!
っつーか、花の代わりにネオンかよ!!セミとトンボの代わりにヘリコプターと飛行機かよ!!!
等とわけのわからないツッコミを当人には言えないので心の中で叫ぶ。
「引越しは来週の土曜日だから。来週の一週間、お友達といっぱい遊びなさい。」
急に声のトーンが落ちた母親に驚く。
いつもの母親ならありえないはずのその表情。
確かに、確かに引越しと言う事は今の学校・・・友人とは簡単には会えなくなるという事。
悲しくないのか、と聞かれると悲しくないわけはないのだけれど。
「・・・っでも今はメールとかあるし。国外って訳じゃないんだから。」
子どもとはそんな親の表情を見るのは辛いもので。
慌ててにこりと笑って元気に振舞う。
すると、一変。
「そうよねー!うふふ。が反対しなくてよかったわ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
この母親誰か何とかしてください。
心配したのが心底損だったと思いました。
とまあ回想はさっくりと終わらせまして。とにもかくにも。
今日から氷帝学園・・・つまり今目の前にある学校が私のスクールライフの舞台になるのです。
ここはお金持ちのお嬢様おぼっ様が多く通っている学校らしい。
それは外観からも見て取れる。
綺麗な校門。綺麗な校舎。よく手入れされていると思われる花壇。広い校庭。
遠くには、大きなプールらしきもの。そして、向こうに見えるのはテニスコートらしきもの。
ド田舎から来たにとっては驚きの連続なものだった。
少し余裕が出来たからってわざわざこんな所に入れなくてもよいものを・・・そうは思った。
最初、お金持ち私立校に通う事になると聞いた時はそれはもう驚いた。
ド田舎っぺな自分がそんなところに通って周りのお嬢様おぼっ様にいじめられたらどうしようとか。
会話は全部、シャネルエルメスヴィトンフェラーリだったらどうしようとか。(・・・・・・・。
そんな事を言ったら、あの母親は。
「大丈夫。何の為にピアノを習わせたと思ってるの。
お金持ちはピアノって相場は決まってるから誤魔化していけるわ!」
等と返ってきてしまった。
絶対にこんな事の為にピアノを習わせたのではないだろうとツッコム事も出来なかった。
お金持ちイコールピアノというなんとも証明不可能な方程式が出来ていた事にも触れる事は出来なかった。
結局回想してしまった・・・と思いつつは真新しい上履きに履き替えて廊下を歩く。
ワクワクよりもドキドキが割合を占めてしまっている心を落ち着かせつつ、校長室へと急いだ。
Buck
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新連載。勢いのみで小説書くのは初めてです。
って訳でこの連載は、シリアス無しのギャグで頑張りますっ!
お付き合いくださいませw